この刺繍バッグができるまで。職人さんの手仕事を覗き見
ベトナム北部・サパの少数民族の女性たちが、一針一針ていねいに刺す「手刺繍」。一点物のバッグがあなたの手に届くまでの物語。
XIN CHÀOで扱っている刺繍バッグは、ベトナム北部・サパの山岳地帯で暮らす少数民族の女性たちが、すべて手作業で刺繍しています。
現地では「この模様はうちの村だけ」「この色の組み合わせは嫁いだ先で教わったもの」と、家ごと、村ごとにデザインが受け継がれています。機械で再現できる柄もありますが、あえて手刺繍にこだわる理由は、そこに「誰かの時間」が残るから。
一枚の布が仕上がるまで、早くても数日、細かい柄なら一週間以上かかることもあります。仕上がりに多少のゆらぎがあるのは、その証。私たちは「完璧にそろった商品」より、「この人が刺した」と想像できるものを届けたいと思っています。
バッグに使う布は、現地で染めた綿や麻。刺繍糸もできるだけ自然に近い染料で染めたものを選んでいます。だから、色味は写真と少し違って見えることも。それも、一点物ならではの味わいです。
「高いな」と感じる方もいるかもしれません。でも、材料費と時間を考えると、職人さんの手元にはほんの少ししか残っていないのが現実です。私たちは、その価格に「ストーリー」と「届ける役割」をのせて、日本のお客様に届けています。
棚に並んだときには見えない、つくり手の顔と時間。そんな背景を知ったうえで手に取っていただけたら、うれしいです。